TERRACEを活用した「自ら学ぶ力が育つ塾」で
地域での差別化に成功!
| 課題 | ・塾として「成績UP」「志望校合格」以外の強みの確立が必要だった ・教室のクオリティが講師の「指導力頼み」になってしまっていた ・講師の採用難&講師の質のバラツキによる育成コスト増加 |
| 効果 | ・「自ら学ぶ力が育つ塾」という強みの確立&競合との差別化 ・講師の指導力に左右されない質の高い学習の提供&属人的な指導からの脱却 ・生徒の塾への定着度の向上&LTV(≒在籍期間)最大化への貢献 |
地域の子どもたちが「自信を持って活躍できる」ために、進化を続ける挑戦
学習塾STUDIQ(スタディック)は、人口約6万人の長野県伊那市から人口約40万人の長野県長野市に拠点を拡大し、2025年3月に開校した教室です。
教室の対象学年は幼児・小・中・高校生と幅広く、長期的に通ってもらえるような設計になっています。
スタディックの理念は「長野で学ぶ子どもたちが、どんな環境でも自信を持って活躍できる力を幼児期から育めるよう、そして、自分の未来を自分の力で描けるようになってほしい」というものです。指導方針としては、TERRACEを「教材」ではなく「仕組み」として活用し、講師の指導力に頼らない“学びの仕組み”を整備することで、生徒が自ら学ぶ力を育むことを重視しています。

講師の質に依存しない教育を!
属人化に悩んだスタディックが選んだTERRACE
講師の指導力に頼る属人的な運営に限界を感じていたことに加え、従来の「成績アップ」や「志望校合格」だけでは差別化が難しく、集客面で他の塾に埋もれる危機感を持っていました。また、講師の採用も難しくなり、質にばらつきが生じることで、教室のクオリティを維持することが困難になっている背景もありました。
そんな中、中学・高校・大学受験いずれでも求められる力であり、幼児期や小学生からの育成が重要、かつ大人になってからも多角的に物事を捉える能力に繋がると判断した論理的思考力をテーマに教材を検索。10社ほど教材を検討していく中で、TERRACE「速読解力講座」「算数的思考力講座」の導入を決めました。
導入した理由
①全国での導入実績
累計6,000教室以上の教室で導入されている実績は、多くの要望に応えながら改善を積み重ねた結果として、非常に良いクオリティに繋がっている証拠だろうと判断しました。
②速読解力講座の使いやすさ
TERRACEの主力講座である速読解力コースは、1回20〜30分で完結することから、様々な授業スタイルに組み込みやすく、その質の高さにも魅力を感じました。
「伸びそう!」を実感させる、入塾に繋がる体験設計と生徒・保護者へのアプローチ
保護者が複数の塾を比較検討するため、面談のみではなく体験会の活用も重要だと考えていました。
形式的な面談ではなく、体験と面談を一体化して自然にコミュニケーションを取るやり方で進めています 。
重要なのは、体験中に「速読解8分と算数的思考力15分」という形で実際の学習を体験させると同時に自然なコミュニケーションを取りながら、入塾後の未来を見せる、他塾との違いを伝える、そして「伸びそう!」という期待感を伝えることだと考えています。なので、体験時には、国語や算数・数学の話をヒアリングしながら自然なコミュニケーションを取りつつ、短時間で速読と思考力のトレーニングを行うことで、即座に変化を実感してもらい、その成果を数値で示すとともに受講歴2年の生徒が速読解力コースでどれだけ伸びたかのデータなどを見せます。
加えて、生徒が速読トレーニングで読むスピードが実際に上がったことを示し、「こんなに伸びる子はなかなかいない」「伸びそうですね」と具体的に褒めることで、生徒自身の学習意欲と保護者の期待感を高めています。
読む力と考える力を同時受講!独自のユニークなカリキュラム設計
「読解力×思考力育成コース」として、速読解力講座と算数的思考力講座を組み合わせた独自のカリキュラムで提供しています。授業料は6,600円と低価格で通いやすい値段帯で設定しています。小学生を例に挙げると、授業は1回50分で、以下の流れで構成しています。
STEP1: 速読解(約20分)
タブレット教材(速読解力講座を利用)で、文章を速く・正確に読む力を自動進行のトレーニングで鍛えます。これにより、読解力、集中力、情報処理能力が向上します。
STEP2: 思考力算数(約15分)
タブレット教材(算数的思考力講座を利用)で、数や図形の思考力・発想力をトレーニングします。算数的思考力とイメージ力を養います。
STEP3: 算数ラボ(約15分)
専用テキスト教材を使用し、「自分で考えて解き抜く力」を養成します。応用力、図形センス、論理的思考力を育てます。
生徒は基本的にはオートで学習を進め、講師が頻繁に声かけをすることなく自立的に取り組めるようになっています。
このコースの良いところとして、読む力と考える力を同時に鍛えることができ、国語・算数だけでなく、理科、社会、英語を含む全科目の理解力向上に繋がることに加え、ゲーム感覚で楽しく学べるタブレット教材の使用により、生徒の集中力と継続力も育むことができます。また、算数ラボとの組み合わせにより、他にはないユニークで尖ったコースになっていると思っています。
LTV最大化で安定経営へ!「自ら学ぶ力が育つ塾」としての確立
保護者からは「自分の子どもが楽しく通ってくれているのが何より嬉しい!」という声が聞かれ、生徒たちからも「速読のタブレットの課題を解くのが楽しい!」「思考力の問題がなぞなぞを解いているみたいで解けると嬉しい!」とポジティブな反応を頂いています。
中には、国語の点数が20点アップしたり、数学で100点を取ったりする生徒も現れています。
また、「自ら学ぶ力が育つ塾」というポジショニングの確立により、生徒が楽しく長く通い続けてくれるため、LTV(≒在籍期間)の最大化に繋がり、安定的な経営に貢献してくれています。
明確な差別化で未来を拓く!スタディックがTERRACE導入で得た最大の価値
TERRACEの導入により、講師の指導力に依存しない「自ら学ぶ力が育つ塾」という独自のポジションを確立できたことが最も良かった点です。これにより、少子化等で向かい風が吹く塾業界においても、明確な差別化を図り、生徒の長期的な定着とLTVの最大化を実現できています。

すべての塾が強みを作れる!スタディック流集客成功の最重要ポイント
集客の成否は「違いが伝わるかどうか」で大きく変わると考えています。その上で「どこの塾も強みは作れる」と思いますし、そのためにまずは様々なコンテンツに触れて、「このコンテンツすごく良い」と自分自身が心の底から思うということが非常に重要で、その思いが体験や面談時に保護者や生徒に伝わると考えています。
TERRACEは、その強みを「言語化・視覚化・体験化」できる「戦略の“軸”として活用できる教材」であるため、まずはTERRACEをどのように使っていくのか・どう打ち出すのかを考え、「武器」に変えるところから始めることをおすすめします。
※本事例中に記載の内容は取材当時(2025年6月)のものです。