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レポート

初オンライン開催!2020年度秋期定例研修会『“転機”を“好機”に! ICTで新たな学びを切り拓く TERRACE 学び FES.』

 2020年10月19日(月)・20日(火)に2020年度秋期定例研修会『“転機”を“好機”に! ICTで新たな学びを切り拓く TERRACE 学び FES.』が開催されました。
 初めてのオンライン開催でしたが、多くの皆さまにご参加いただき、大盛況で終了いたしました。

「最新教育事情最前線 2020」 株式会社エデュケーショナルネットワーク様

 2021年から始まる共通テストの影響を受け、2020年度高校入試でも各都道府県で変化が見られました。
 2017年・2018年に実施された大学入学共通テストプレテストの出題傾向の影響を受けた、全国の公立高校入試を読解量や出題内容・設問形式から分析。
 さらに、新学習指導要領や2021年度の中学新教科書への対応について解説していただき、それを踏まえて塾・スクールは何をすべきかをお話いただきました。

「TERRACE速読解・思考力講座「教務力」アップの秘訣!」 スクールのぞみ 安藤 伸江様

 長年のご指導経験より、TERRACEで国語力を上げるための活用法をご紹介いただきました。

<学習の効果を上げる三大要素>
<学習の効果を上げる三大要素>

 学習の効果を上げるためには、「脳のスイッチをどう入れるか」が大切です。
「文章は読めるけれど理解ができない」というのは、脳にスイッチが入っていない状態。
ステップ1で脳にスイッチが入った状態で、ステップ2に進んでいくことができます。
そして、ステップ3で「発想力としての考える力」を育てていきます。
今までのトレーニングでは、脳を鍛えることが中心でしたが、TERRACEにリニューアルしたことで、ステップ1~3をバランス良く学習できるようになったと感じています。
また「思考力の算数ラボ」が加わったことで、小学生だけでなく、国語を苦手としている子ども達が、脳にストレスをかけずに、文章を読み脳を使い出し、国語に繋げていることも驚きのひとつです。

<速読受講中の落とし穴>
<速読受講中の落とし穴>

 受講を始めて、速さを優先した速読トレーニングを続けてしまうと、脳を使って文章を読まないため、「速く読めるけれど、文章の内容が理解できない」という状態に陥ってしまい、トレーニングの効果を実感できず国語の成績が下がってしまいます。
 このような状態に陥ってしまうと、思うようにトレーニングの結果が出ないので、速読を続けるモチベーションが低下してしまいます。
 解決策として、高速の文章を読む前に文章理解の問題を解くと、「速く読みながら理解しよう」という姿勢をつくることができるので、おすすめです。

<速読を導入されている先生方へ>
<速読を導入されている先生方へ>

 また、導入2年後位や長く続けていると「きちんと生徒に成果が出ているのかな?」と不安に感じる先生方もいらっしゃると思います。
『速読がどういうものなのか?』『どう組み合わせていくと子ども達のプラスになるのか?』などを含めて、どのように活かしていくかを指導面から再度考えていくために、定期的に研修に参加して頂くことが良いのではないでしょうか。
皆さんに『速読の凄さ』を感じて頂きたいと心から願っております。

TERRACE 活用事例紹介~新しい講座の柱を考える~

 TERRACEの各コンテンツを各塾・スクールの先生方がどのように講座設計や工夫し、運営されているかご紹介をいたしました。

①思考力講座の活用事例(個個塾様/京都府)

 他教材とTERRACEを組み合わせた50分の講座を開講。授業の前後ではランキングイベント等を受検。

 ~講座運営の工夫~
 ・トレーニング時、生徒が速く読むことを意識しないようにこまめに声かけを行う。
 ・指導者も点数を一緒に競ったり、同じ目線で悩むことで「大人でもはまる楽しいもの」という認識を持たせ、長く取り組んでいる受講生にも「楽しい」と感じてもらえる時間の演出を心掛ける。
 ・ランキングを掲示したり、賞状や認定書を配布することで、成果の見える化をはかりモチベーションを管理する。

②ZOOMを活用した運営事例(伸学会様/東京都)

 2018年、2019年速読甲子園上位8位に入賞。運営だけでなく指導面でも実績がある。他教材とTERRACEをセットにしたコースを展開。

 ~ZOOMを活用した運営のポイント~
 ・週3回時間を決めて運営。ZOOM対応の時間と、対面対応の時間を分けて取り組むことで、無理なく運営を実施。
 ・保護者が自宅で端末を準備できるように、ダウンロード方法やトレーニングの流れをメールで送付している。
 ・トレーニングのはじめに、今日の流れを確認したり、良い結果が出たら生徒自身から報告させる等、生徒を放置せずに、対面でのトレーニング雰囲気を作る。

 ~講座運営の工夫~
 ・親子体験会を4ヶ月に1回実施して、必ず保護者の方にも体験してもらってトレーニングの効果を感じてもらう。
 ・半年に1回保護者に受講内容をメールで報告。
 ・自己記録更新時には必ず褒めたり、ホワイトボード等に記入して可視化できるようにしている。

③アバター機能活用事例(個別指導の慶林館Kicks様/大分県)

 TERRACE25分コースを展開。低学年の受講生が多く、記録を書きとめておくための時間を確保している。

 ~講座運営の工夫~
 ・ポスターやランキングの掲示を充実させることで、送迎の保護者へのアピールやコミュニケーションをとるところから体験へつなげている。オプション講座ではあるが、全体の約4割が受講につながっている。
 ・年2回のロボット検定開催時にTERRACEの説明を実施。プログラミングやロボット検定とTERRACEの相関関係について説明している。

 ~アバターコンテストの実施~
 受講生サイトのアバター画面のスクリーンショットを撮り、指定された場所へ保存。塾全体で投票を実施。

④速読聴英語講座事例

 A塾様(60分/小4~6年生が対象)
 ・60分のうち20分はフォニックスの学習、40分は速読聴英語講座
 ・1つの単元で1回目は単語を重点的にトレーニング、2回目はリーディングコースをトレーニング。

 えいごのおへや様(低学年50分・高学年60分/小1~)
 ・「読む」「聴く」をしっかりと鍛える講座設計を構築
 ・先生がサポートすることで、低学年でもトレーニングを受講できている。
 ・ゲーミフィケーションを活用し、異文化学習を実施。ノートに国情報をまとめることで、必要な情報を抜き取ってまとめる力を育成することで、国語や地理の勉強にもなっている。

今後もSRJでは、導入会員の皆さまに向けて様々な情報や事例を発信できるようイベントや勉強会を開催してまいります。
是非ご参加をお待ちしております!

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