音楽教室ならではの速読運営で時間を有効活用
長く続けている子は成果が著しい
| 課題 | ・音楽教室の中で継続できるきっかけを増やしたかった ・隙間時間を有効活用できていなかった |
| 効果 | ・速読、音楽と双方に受講生が増えるきっかけとなった ・通いやすさの工夫ができ充実した時間を提供可能に ・1年生から5年間継続した生徒の読む速度がとても速くなった |
音楽教室の中で集客から継続まで繋がるきっかけづくりに成功
ヤマハ音楽教室やピアノの個人レッスンを受けに来る生徒がいる中で、速読を取り入れることで、継続年数を伸ばすきっかけができました。具体的にはダブルレッスン(音楽と速読)をするとリーズナブルな金額で受講できるという案内を、レッスン用の教室内に掲示し、各レッスンに通う生徒や保護者にさりげなく興味を引く工夫をし、その結果、生徒の方から体験をしてみたいと要望がくるなど、無理なく速読を案内することに繋がりました。
また、ヤマハ音楽教室に通っている生徒に対して定期的に配っているチラシにも「速読随時募集」と記載することや、店頭にもチラシを置いて持ち帰り可能にしています。希望者の予定に合わせて体験はいつでもできるように準備しています。

5年間継続している生徒の変化が著しいことに喜び
導入当初から受講している生徒に関して、成果が著しいです。特に竹内さん(小2~6年生まで5年間受講)は、読書速度に理解・記憶が伴っていることを確認するとともに、その処理速度の向上を図る速解力チェックが300点台だったのが、自己ベストで800点台を出せるようになりました。また、同じく藤原くん(小2~6年生まで5年間受講)はコロナが広がり始めた頃、リモート時に頑張ってトレーニングを重ね、速解力チェックのスコアが300点台だったのが、800点台を出せるようになりました。今では2人とも速く正確に読み解く力(速読解力)を総合的に測る速読解力検定(速解力)の、学年取得の目安が8級程度なのに対し、準4級を取得しています。
速解力チェック
短文を読んで、設問に答えます。理解度を確認するとともに、処理速度を向上させます。
生徒が速読をする理由は、隙間時間を活用したい、色んな習い事の中で速読もやっていきたい、先生とコミュニケーションが楽しいなど、さまざまな声があります。講師側が「譜読みが速すぎる、ちゃんと読めているの?」と思わず生徒に確認してしまう程、速い速度で譜読み出来るようになった子も複数おり、速読の成果を実感しています。生徒たちが楽しくトレーニングをしていて、なおかつ各々の結果が出ていることを喜ばしく思います。
隙間時間の有効活用などの工夫で
保護者と生徒ともに満足度アップ
音楽教室に通う兄弟が、それぞれ違う時間のレッスンをしていることも多く、お互いのレッスンとレッスンの間の、待ち時間の有効活用として、速読を案内しています。また、地域柄、車で迎えに来られる保護者が多いので、生徒たちは1時間くらいの待ち時間がある場合もよくあります。そういった隙間時間で体験してもらうことで充実した時間が過ごせたというお声も頂きます。
その他レッスンに関しては5歳までは保護者と同伴にしているので、例えば兄弟(仮に4歳と7歳)が来られた場合に、4歳の子と保護者がレッスンを受けている間に7歳の子に速読のトレーニングをさせてあげることで、7歳の子が速読トレーニングに興味を持ち、受講に繋がるケースもあります。
※本事例中に記載の内容は取材当時(2022年3月)のものです。